こども学専攻
トピックス
学びの特色
- 人間愛に満ちた保育者を育成
- 専門教育科目はもちろん、本学独自の総合人間科目やアセンブリーでの学びを通して、豊かな感性と深い人間愛を育み、子どものモデルとなる保育者を育成します。
- 深く広い「子ども理解」の育成
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保育者にとって、子どもを理解することはとても大切です。
専門的・体験的学習を通して、子どもそのものだけでなく、保護者や地域の子育て支援についても広く学びます。
- 体験的な学びが生む確かな実践力
- 幼稚園教諭二種免許状や保育士資格取得のための実習のほか、本学が独自で設ける子どもと接する数多くの体験的な学びが、保育に必要な技術と自信を育てます。
- 「こども学研究(卒業研究)」で学びの集大成
- 保育分野を学ぶ短大では珍しく、卒業研究を必修としています。卒業研究に取り組むことにより、論理的思考能力はもちろん、保育者としての専門性を常に向上させる自己学習力も養うことができます。
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学びのかたち
1年次【前期】
- 基礎を作る・子ども観を育む
- 「保育原理」や「保育の心理学」で基本理論を、「保育内容(表現)の指導法Ⅱ(リズムあそび)」や「こども学フィールドワークⅠ・Ⅱ」で、保育の方法を学び、子ども観を育みます。
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1年次【後期】
- 理論をもとに実践へ
- 最初の実習である、「幼稚園教育実習Ⅰ」を実施します。「幼稚園教育実習指導Ⅰ」で、実習に向けて具体的に学ぶと共に、「特別支援教育・保育」など、専門的な科目にも取り組みます。
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2年次【前期】
- 実習を重ねて実践力を充実
- 実習が充実する時期です。実習先で保育者からの指導を受けると共に、学内では「こども栄養学」、「こどもと人間関係」、「こどもと健康」などを学び、実践力を高めます。
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2年次【後期】
- 理論と実践の統合
- 社会に貢献する保育者となる準備の時期です。「保育内容総論」や「保育・教職実践演習(幼稚園)」などで総合的な保育観を培い、卒業研究をまとめ、学びを統合します。
先輩からのメッセージ
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講義では子どもの特性や発達段階について細かく学び、学外実習では保育者の保育援助を通して、子どもへの理解をさらに深めます。学生が企画から運営まで全てを行う「純心こども講座」では、子どもたちと触れ合うことで、新しい発見や課題が見つかります。現場を経験した先生方から具体的な指導をしていただけるのも心強いです。
私が純短を選んだ理由
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夢を追いながら学生生活も楽しみたい!
大学祭に訪れたとき、学生生活を楽しむ先輩方の姿に惹かれ、「ここで夢をかなえたい」と思いました。
先輩や先生方との距離も近く、気軽にいろいろなことを相談でき、安心して学生生活が送れます。夢に向かって努力する友達の姿に刺激を受ける毎日です。自分に自信を持ち、努力を重ねることで夢を実現したいと思います。Uさん(松陽高校出身)
取得可能な資格・免許
- 幼稚園教諭二種免許状
- 幼稚園教諭一種免許状は四年制大学、二種免許状は短期大学または専門学校の卒業時に取得できる資格です。採用試験は、公立の場合は市町村等が行い、私立は各幼稚園が独自に行います。
- 保育士
- 保育士資格は、四年制大学、短期大学、専門学校の卒業時、または通信教育、国家試験による取得が可能です。採用は、公立保育園は市町村等の公務員として、私立は各園独自に試験が行われます。施設保育士として働くこともできます。
- 社会福祉主事任用資格
- 社会福祉主事になるためにはこの任用資格を得ることが必要です。社会福祉主事とは、さまざまな理由で日常生活に困っている人の相談、援助を行い、公務員として業務に就いて初めて名乗ることができるものです。この任用資格を福祉施設職員の採用基準の一つとしているところもあります。
ピックアップ
こども学専攻の学びの特徴
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保育者には今、高い保育実践力が求められています。ところが授業で知識や技術を学んだからといって保育実践力はすぐに身に付くものでもなく、知識や技術を学ぶと共に、実際にやってみることも大切です。こども学専攻では、直接子どもと関わったり、体験的に学んだりする機会を大切にしているので、「知識や技術を学び、体験で確認する」というサイクルを2年間で何度も経験できます。この繰り返しによって、目指す保育者に少しずつ、でも確実に近づいていける仕組みが用意されています。
こども学フィールドワークⅠ
日常で見かける子どもたちのありのままの姿を観察・記録し、考察を行います。また、中間指導ではお互いの「子どもについての見方や感性」を学び合い、子ども理解の視野を広げます。自分自身の子ども観を広げるため、地域において幼稚園、保育所、施設等で子どもに関わる方々から子どもにまつわるエピソードや仕事のやりがい等についての講話を聴く機会もあります。これらによって子どもの成長を支援していくのに不可欠な子ども理解や、子どもたちが置かれている現状・環境についての理解を深めます。
こども学フィールドワークⅡ
「こども学フィールドワークⅠ」で培った子ども観を生かす演習です。子どもの豊かな育ちを支援するために必要な視点や技術を、学内実習の場である「純心こども講座」で体験的に学びます。チャイルドウォッチングを通して見えてきた子どもの姿を頭におきながら、「リズムあそび」や「いろとあそぼう・かたちとあそぼう」の企画・準備を進めます。さらに、「純心こども講座」での実習で、自分たちが準備してきた内容が、本当に子どもに寄り添ったものであったかを振り返り、子ども観をより確かなものにしていきます。
学生を支え、助けるスタッフ陣
職名 | 氏名 | 研究分野 | 主な担当科目 |
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教授 | 河野 一典 | 西洋古代中世哲学史 | 倫理学 |
教授 | 益満 孝一 | 児童福祉、子育て支援、教育相談 | 社会的養護Ⅰ・Ⅱ |
教授 | 鶴巻 保子 | こどもの音楽表現、聖歌 | こどもと表現(音楽)、ピアノ表現Ⅰ・Ⅱ |
准教授 | 坂元 恵子 | 保健 | こどもの保健 |
准教授 | 森木 朋佳 | 発達心理学 | こどもとことば |
准教授 | 味園 佳奈 | 幼児教育 | 保育・教育課程総論 |
准教授 | 中島 賢太郎 | 教育学・特別支援教育 | 教育原理 |
講師 | 大竹山 なつき | 臨床心理学 | 保育の心理学 |