「第8回ご当地タニタごはんコンテスト」全国大会に出場!2人同時出場の快挙! Vol.2
「第8回ご当地タニタごはんコンテスト」全国大会に出場!2人同時出場の快挙! Vol.2
本学健康栄養学科3年の永松花梨さんと1年の遠矢梨花さんが、株式会社タニタ主催の「第8回ご当地タニタごはんコンテスト」全国大会に、九州・沖縄代表として出場することが決定しました。九州・沖縄エリアで2枠しかない出場枠を本学学生が得ました。
今回は、1年生ながらにコンテストに挑戦し全国大会出場を勝ち取った遠矢さんに、コンテストに応募したきっかけやコンテストに向けた準備、今後の目標などについて聞いてみました。
永松花梨さん(健康栄養学科3年)と遠矢梨花さん(健康栄養学科1年)
1.応募のきっかけは?
大学の講義の中で「ご当地タニタごはんコンテスト」を知り、鹿児島の郷土料理を活かして、心も体も健康になれるメニューを提案したいと思い、応募しました。
2.どういったメニューですか?
「うんまか薩摩御前」は、御膳をあえて鹿児島の郷土の食材に感謝する意味を込めて、御前としました。
【お茶ご飯】緑茶を飲んだあとの出し殻を食べるお茶ご飯にしました。茶葉には、栄養素であるビタミンやミネラル、食物繊維が多く含まれています。出し殻を使うことで、最後まで無駄なく栄養素を摂取することができ、食品ロス削減にも繋がります。お茶の香りが広がり、ホッとする身体に優しいご飯です。
【お家でコロっとさつま揚げ】郷土料理の「つけあげ」は家庭で作るよりも購入することが多い料理の一つです。そのため、家庭でも手軽に作ることができるように、市販の「すり身」を使用することで、簡単に作れる工夫をしました。また、彩りと食感を加えるために、鹿児島の特産品であるきびなごや野菜を表面にのせて、華やかにアレンジしました。そして、揚げる方法ではなく、フライパンで焼くことで、エネルギーや脂質を抑えつつ、作る手間も軽減して、より身近に作りやすい一品にしました。
【彩り野菜の豚みそ田楽】郷土料理の「豚みそ」をアレンジし、鹿児島産の野菜を使って田楽にしました。野菜の味付けはシンプルにすることで、豚みその濃い味付けを生かしました。さらに、豚みそに小ねぎと生姜を入れることで、彩りと香りを加え、さっぱりとした風味にしました。

全体の献立名「うんまか薩摩御前」
3.メニュー考案などで苦労した点は?
今回のメニューのコンセプトが「手軽に作ることができる」だったため、郷土料理の魅力を損なわずに、手軽に作ることができ、より身近に感じることができる郷土料理にアレンジすることが難しかったです。
4.今後の目標は?
今回のコンテストを通して、多くの学びがありました。その中でも、郷土料理を継承していくには、食を通して鹿児島を、食材を、料理を「知る」ことが大切であると思いました。これから、鹿児島の郷土料理を次世代へ継承していけるように、食の魅力を伝えることができる管理栄養士を目指します。


