海外インターンシップ・現地レポート2024 Vol.1
海外インターンシップ・現地レポート2024 Vol.1
オーストラリアのパースで、日本語教師アシスタントとして活動しているS.A.さん(教育・心理学科4年生)から、現地レポートが届きました。
私は、2024年2月から、オーストラリアのパースにある高校で日本語のアシスタントをしています。仕事内容としては、授業中の机間指導や会話の練習、宿題の添削、教材作成やコピー等の事務仕事など、たくさんあります。また、私の働いている高校は日本語に加えて、フランス語、中国語、ドイツ語の4つの言語があり、時々違う言語の先生方からもコピーを頼まれたりすることがあります。私を信頼して任してくれているのだと思うと、とても嬉しいです。
授業は1日5時間のサイクルで回っており、そのうち4時間はクラスに入ってアシスタントの活動を行います。残りの1時間は、宿題の添削やコピーなどを行うというのが、私の1日の流れです。毎日が本当に充実しているので、あっという間に時間が流れていきます。
私が働いているのは高校ですが、日本の中高一貫校のようなシステムとなっているため、中学1年生から高校3年生までのクラスに入り、一緒に日本語を学ぶことができます。日本語を始めたての中学1年生は、ひらがな・カタカナ・「こんにちは、さようなら」などの基礎基本から始めます。そして高校3年生になったら、日本語で会話ができるようになります。生徒の成長を間近で見ることができるのも、貴重な経験だと思います。加えて、オーストラリアでの授業の進め方を見て学ぶことができ、毎日が学びの連続です。
私の日本での生活をパワーポイントで生徒にプレゼンしたことがあります。私は中学・高校と吹奏楽部だったため、その活動を取り上げました。オーストラリアでは、日本のように毎日部活動を行うという習慣はないため、生徒たちは珍しそうに真剣に聞いてくれていました。実際に演奏した曲も紹介した際には、終わった後たくさんの生徒が話に来てくれて、とても嬉しかったです。「先生、日本の高校生は毎日部活動をして忙しいね」と言われました。それが当たり前の環境で過ごしてきましたが、新しい価値観を知ることができました。
【休みの日の過ごし方】
4月のスクールホリデー期間に行ったロットネスト島が一番思い出に残っています。ロットネスト島とは、私が住んでいるパースからフェリーを使って30分ほどで行ける有名な島です。他の学校で日本語の先生をしている方と、日本人の友人と3人で行きました。世界一幸せな動物とされている「クオッカ」と2ショットを撮り、美味しいサンドイッチも食べました。海も山もとても綺麗で感動しました。そして、自転車で島を一周しましたが、23キロメートルも漕いでいて驚きました。その日は足が筋肉痛になりましたが、とても良い思い出です。
そして9月には、Perth Royal Showに行きました。これは、年に1度開催される農作をお祝いするお祭りです。ニワトリや豚などの家畜の展示から、テーマパークのようなローラーコースターもありました。私たちは最終日に行ったため、多くの人でにぎわっていました。ショーも開催されたのですが、バイクやドローンのパフォーマンスが素晴らしかったです。お客さんのボルテージも上がって歓声も大きく、オーストラリアを体感することができました。また、最後に花火も見ましたが、圧巻でした。規模も大きく、音楽と花火が綺麗にリンクしており、感動しました。こういう海外ならではのショーを体感すると、ずっとここに住みたいとの思いが出てきます。素晴らしい経験をさせてもらいました。
また、1人でショッピングに行くことも好きです。紅茶を買いにお店に行った際、店員さんと会話を続けることができました。オーストラリアに来たばかりの頃の私は、英語に自信がなくて話をするのもとても緊張していました。その時対応してくださった店員さんがとても優しい方だったというのももちろんあるのですが、とても嬉しかったです。試飲をさせてもらったり、オススメを教えてもらったり、幸せな時間を過ごすことができました。
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