本学教員による研究グループの論文が学術論文誌「心理学評論誌」に掲載

　人間教育学部の二瓶正登講師による研究グループの論文が、国内の心理学に関する学術論文誌である心理学評論誌に掲載されました。

　この論文は不安や恐怖に関する不適応問題に対して用いられる心理学的介入法であるエクスポージャー療法の理論に関して、新たな提案を行うものです。これまで考えられてきた主要な理論（制止学習アプローチ）の妥当性に対して基礎心理学的観点から問題点を指摘し、その解決策として我々が以前に提案したモデルによるアプローチを紹介しています。これにより、介入効果の高い方法の提案や基礎研究の発展につながることが予測されます。

【論文情報】
著者名：二瓶正登・松本昇・佐藤友哉
論文名：制止学習アプローチに対する古典的条件づけ研究からの批判的検討
書誌情報：心理学評論, 66巻4号, pp. 331-341

※論文は心理学評論誌の投稿規定に従い、以下のURLで公開しています。
https://researchmap.jp/m-nihei/published_papers/43598109