市民公開講座を開催
市民公開講座を開催
令和5年11月4日(土)に、「発達支援が必要なこどもと家族への支援体制づくり」をテーマに、本学大学院・心理臨床相談センター・人間教育学部主催の市民公開講座を開催しました。
はじめに、こども家庭庁専門官の今出大輔氏に、こども政策における発達障害児支援について講演いただき、発達支援が必要なこどもと家族への支援や地域への体制整備などの必要性について説明をいただきました。
次に、薩摩川内市における取組みとして、保健福祉部市民福祉課の元栄拓磨氏に母子保健領域について、地域子育て支援センターぱぴぃらの田中あづ美氏に子育て支援領域について、子ども発達支援センターつくし園の片平真作氏に障害児福祉領域について、教育委員会学校教育課の柳崎鉄兵氏に教育領域について、それぞれの実践報告がありました。
最後に、それぞれの実践報告をもとに、パネルディスカッションが行われました。
発達支援は、多領域・多職種の連携が必要であり、日頃から関係を築き、相談機能の強化やしくみの整備、支援する前の理解が必要であること、また、さらなる連携強化のために、日頃からできることは何か考えることが大切であると訴えられました。
発達障害児支援に対する薩摩川内市の連携がすばらしく、安心して子育てができる街であることを再認識すると同時に、発達支援が必要なこどもと家族への支援体制づくりに向けて、各領域の連携や役割について理解を深める機会となりました。
こども家庭庁専門官の今出大輔氏
こども家庭庁のこども政策についての講演
各領域の発達支援の取組を紹介していただきました
多くの市民の皆様が聴講