「第5回ご当地タニタごはんコンテスト」全国大会で準グランプリの快挙!

「第5回ご当地タニタごはんコンテスト」全国大会で準グランプリの快挙!

 11月22日(日)に株式会社タニタ主催の「第5回ご当地タニタごはんコンテスト」が服部栄養専門学校(東京都)で開催され、本学健康栄養学科1年の名越万邑子さんと真邉久美講師のチームが見事、「準グランプリ」に選ばれました。応募総数84チームの中から全国5ブロックを代表して14チームが全国大会に出場しました。今回、1年生ながらにコンテストに挑戦した名越さんに、コンテストに応募したきっかけやコンテストに向けた準備、当日の様子などについて聞いてみました。

名越万邑子さん(健康栄養学科1年)

①応募のきっかけは?
 今回のコンテスト課題は「タニタが考える健康的な食事の目安に基づき、郷土料理を現代風にアレンジすること。免疫力・抵抗力がアップする食材をバランスよく取り入れること」でした。
 それを踏まえて、全体のコンセプトを、郷土料理をアレンジして栄養アップ!健康増進!
 彩り豊かな郷土料理にすることで私たち若い世代がもっと身近に感じ、鹿児島の心を大切に引き継いでいけたらという思いを込めました。

②どういったメニューだったのでしょうか?

○黒豚とんこつの彩り野菜添え
 料理全体として茶色一色で彩りに欠けるので、色とりどりのお野菜を加えて見た目を華やかにしました。豚骨の濃い味付けと素材に近い焼き野菜を添えることで、味に変化をつけ、その効果として塩分と脂質を抑えています。

○カンパチの宝石箱
 お刺身のみで食べることが多く、タンパク質しか栄養が摂れないカンパチと、そのままでは飲みづらい黒酢を組み合わせました。色鮮やかな旬の野菜をプラスすることで、バランスよく栄養も摂れます。ぷるんとした食感で目にも楽しく、食欲がない場合でも食べやすく仕上げました。また昆布だしを加えた黒酢は独特のクセが和らぎ、黒酢そのものの栄養を十分摂ることができます。

○知覧茶だがね
 揚げ物でエネルギーが高く、さつまいもだけでは栄養素が偏ります。茶葉を丸ごと混ぜて食べることで、カテキンやテアニン、ビタミン、ミネラルなど、摂れる栄養素を増やしました。また、さつまいもだけでなく、人参やにらも加えることで彩りをよくし、食感も楽しめます。

 

見た目でも楽しめて、食欲をそそるメニュー ※コンテストの写真はタニタ提供

 

③メニュー考案や全国大会出場に向けて苦労した点は?
 コロナ禍で、免疫力を高めることの重要性を感じていたところ、コンテストのキーワードをもとに改めて地元鹿児島には免疫力・抵抗力アップの食材が多くあることに気づくことができました。
 身近な大切な人たちが、手軽に手に入る地元の食材で健康になることを思い浮かべ、メニューを考えました。
 苦労した点はとにかく自分の思いを言語化することでした。また、入院や手術もあり、時間の確保が難しかったです。

 

おばあちゃんの大島紬を着て臨んだ全国大会

 

④今後の目標は?
 応募動機でも述べたように、目標は食を通して人を笑顔にすることです。ただ栄養価計算された食事を提供するだけではなく、五感を満たし、食事を目の前にした時にワクワクと心も体も喜ぶような食と幸せが提供できるような管理栄養士になりたいです。

 

指導してくださった真邉先生と記念撮影

 

 

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  看護栄養学部 健康栄養学科