令和7年度市民公開講座

令和7年度市民公開講座
「発達支援が必要なこどもと家族への支援体制づくり~あれから2年、そしてこれから~」

 

 920日(土)、「発達支援が必要なこどもと家族への支援体制づくり~あれから2年、そしてこれから~」と題して、本学大学院および心理臨床相談センター、人間教育学部、特別支援教育実践センター主催による「市民公開講座」を開催しました。
 講師として、こども家庭庁 支援局 障害児支援課の発達障害児支援専門官 今出大輔氏をお迎えし、こども政策における発達障害児支援について講演いただきました。
 次に、薩摩川内市における取組として、薩摩川内市障害福祉課の杉野利彦氏より、インクルーシブな社会を目指した支援制度について、子ども発達支援センターつくし園の今村正晴氏より、児童発達支援センターの相談支援の実際について、「明日への一歩」の田中博文氏より、発達支援が必要なこどもと家族への支援活動の実際について、本学人間教育学部の釘田雅司学部長より、特別支援教育実践センターの取組について、それぞれのお立場から熱意あるご報告をいただきました。
 最後には、登壇者全員によるパネルディスカッションが行われ、支援体制の在り方や今後の方向性について活発な意見が交わされました。参加された皆さまからも深い関心が寄せられ、会場全体で支援の大切さを共有する時間となりました。
 現在、本学では特別支援教育実践センターの開設に向けて準備を進めており、特別支援教育に関する全学的な人材育成や、保護者への教育相談、教員への研修支援などの取り組みを構想しています。地域の関係機関と連携しながら、子どもとご家族をあたたかく支える体制づくりを今後さらに進めてまいります。今回の学びが受講者の皆さま、そして支援を必要とする子どもたちやご家族のより良い生活に繋がることを願っています。ご参加いただき、ありがとうございました。

 

こども家庭庁 発達障害児支援専門官 今出大輔氏

パネルディスカッション

 

多くの市民の皆様が聴講