2年次後期の総合人間科目「ライフデザイン」では、春から新社会人となる2年生に、さまざまな分野の外部講師の先生方から、人としての生き方や社会人としての役割について学び、考え、社会人としての意識を高めていきます。

令和5年10月16日(月)に、鹿児島労働局　雇用環境・均等室 労働紛争調整官　高橋 彩花様をお招きし「労働法規 －租税・年金・健康保険等－」についてご講演いただきました。

「社会人になる前に知っておきたい労働法 ～働く人の権利と義務～」と題して、労働契約、賃金、労働時間、休日、各種保険及び年金について、また、さまざまな労働法や会社との労働契約に関心を持ち、労働者の権利や義務を理解することの大切さなど、働くことの意義や心構えを幅広くご教示いただきました。

学生達の感想です。

• 雇用主も労働者も、決まりや法律をきちんと把握せずに『何かおかしいのではないか』と疑問を持ちながらそのままにしているとトラブルが起こりやすい。というお話が印象に残りました。誰かに相談することを怖がったり面倒に思わずに、勇気を出して話を聞いてもらうことが自分のためになると再認識しました。
• 労働基準法や保険、租税について、なんとなく知っていたことや知らなかったこと、誤った認識でいたことがたくさんあり、それらについて正しく理解できました。学生という守られた立場から社会人になるにあたって、これからは、知らない・分からないでは済まされず、自分に置かれている環境を自ら知ろうとする姿勢を大切に、社会人として適切に対処できるようにしたいと思いました。
• 高橋様のご講話を聞いて、あらためて無知ということは自分を守れない怖いことだと思いました。特に、今回学んだ雇用契約や労働条件に関することは、社会人として、さまざまな取引や問題解決に役立つと思いました。労働者の義務や権利をよく把握して、会社の中で健やかに貢献していきたいと思います。