鹿児島純心女子短期大学

「かごしま学2」授業紹介(1年次後期) information

「かごしま学2」(1年次後期)は、課題解決型授業(Project Based Learning)を取り入れています。前期開講の「かごしま学1」を継承・発展させて、郷土の具体的な課題に主体的に取り組むプログラムを含みます。毎年、包括連携協定を結んでいる鹿児島市のご協力のもと「まちづくり人材育成連携事業」(市民協働課主管)の一環として、ワークショップ形式の授業を実施しています。5組(5人1組)に分かれた学生たちは、グループワークを通して自分たちのアイデアをまとめ、パワーポイントを使ってプレゼンテーションします。その後学外の講師の方々からの講評、質疑応答によってフィードバックを受けます。

1 まちづくり人材育成連携事業

ワークショップ(1)

令和4年10月7日、14日、28日の3回にわたり、鹿児島市の市立図書館と天文館図書館の皆さまに授業を担当していただきました。「天文館図書館と地域のつながりを考える」というテーマのもと、図書館の利用者を増やすための環境づくりや仕掛けについて考えました。

ワークショップ(2)

令和4年11月4日、15日、25日の3回にわたり、鹿児島市男女共同参画推進課の皆さまに授業を担当していただきました。そこで鹿児島市の問題をご講義いただき、「仕事と家庭生活の両立と支援策」を考えるというテーマのもと、働きやすい職場環境づくりと子育て支援策について考えました。

2 鹿児島市長との意見交換会

令和4年12月2日、鹿児島市下鶴隆央市長をお迎えし、「市長との意見交換会」を開催しました。ワークショップの成果として、代表グループが下鶴市長の前で提言を発表し、講評をいただきました。その後、講話として、若い時代の旅やサークル活動など市長ご自身の体験に基づく教訓をお話しいただきました。質疑応答の時間では、日ごろの鹿児島市での生活の中で感じている学生らしい質問やプライベートな質問まで飛び出しました。下鶴市長からは一つひとつ丁寧な説明で答えていただきました。

3 学外研修

令和5年1月8日、学外研修を実施しました。まちあるきの達人、東川隆太郎先生(NPO法人まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会)のご案内で、鹿児島の身近な自然と史跡をテーマに、照国神社・県立博物館・天文館周辺を直接歩いて見てきました。東川先生の軽妙でディープなお話しに、学生たちは郷土への好奇心・探求心をかき立てられたようです。

「かごしま学2」を契機に郷土愛を育み、「かごしま検定」にもチャレンジする学生たちがたくさん出てくることを願っています。