2019年度 TA(日本語教官助手)便り vol.1

2020.05.15

私は10ヶ月間、オーストラリアのパースにある高校、アトウェルカレッジで日本語教官助手をさせていただきました。主に、板書の補助や生徒と読み書きの練習、テストの採点、そのほかに練習プリントの作成やアクティビティの考案などをしました。

オーストラリアの高校には、日本で中学1年生から高校3年生に当たる13歳から18歳の生徒が通っており、私はその6学年の日本語クラスのアシスタントをしました。私たち日本人が英語を勉強するように、オーストラリアの生徒が日本語を勉強することは難しく、習熟度もさまざまでした。生徒から質問されることの多くは、私たち日本人が普段意識しないようなことで、学習をする人からの視点での気付きは非常に新鮮であり、理論付けて説明することは難しいものでした。多くの質問を受ける中で、自分自身が日本について知らない事だらけだと気付かされました。生徒の成長は私の一番のエネルギーの源でした。生徒が習った言葉を使って話しかけてくれたり手紙を書いてくれたりしたときの喜びは、辛いことを忘れさせるほど、大きいものでした。

高校3年生と一緒に

また休日は、ホストファミリーや友人らと観光に出かけたり、クリスマスなどの季節のイベントは友人とパーティーをしたりしました。「世界一美しく住みやすい街」とも言われるパースには、公園やリゾートビーチをはじめ、多くの観光スポットがあり、石灰が溶解してできた奇岩群のピナクルズや、150年以上の歴史を持つ南半球最大規模の長さ約2㎞のバッセルトン桟橋など、さまざまな場所に行きました。日本では感じることのできない、自然の美しさに圧倒されました。

クリスマスパーティーの様子

ピナクルズ

バッセルトン桟橋

オーストラリアで生活する中で、環境問題についても深く考えさせられました。現地の方々のプラスチック削減は、私の日本での生活を改めさせるような徹底ぶりでした。それでもオーストラリアで毎年問題となる森林火災が身近に起こり、緑の綺麗な所が真っ黒く焼け跡になった姿を見ることはつらく、新たな緑が生まれ始めても焼けたにおいは残ったままで、火事の光景を思い出させます。そこまで悲惨な状況であってもオーストラリアにいなければ他人事だったかもしれません。美しい自然の犠牲から学べたことに感謝して、日本でも地球にやさしい行動をしようと心に誓いました。

約1年間の海外インターンシップを通して、多くの人と出会い美しい自然に触れ、たくさんのことを学ばせていただきました。国際的に活躍する女性になれるよう今後も環境に優しく、自分に厳しく意欲的に生活していきたいです。

*A.H.さん(川内商工高校出身)2年次に休学し、海外インターンシップに参加しました。

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