人権問題研修会・学習会

人権問題研修会・学習会

 本学では、人権を尊重する心を醸成することなどを目的に、11月28日(月)から12月3日(土)までを後期人権週間としています。人権週間に向けて、学生・教職員から標語を募集したほか、29日(火)には、「人権問題研修会・学習会」を開催しました。
 今回は、モチベーショナルスピーカーの山田 千紘氏を講師にお招きし、「左手一本あれば希望をもって生きていける」と題し、ご講演をいただきました。
 山田氏は20歳の時に、事故により両足と右腕を失くしました。一時は絶望を味わうも、22歳で社会復帰を果たし、現在はYou Tubeで動画を発信するほか、モチベーショナルスピーカーとして学校や企業での講演を行うなど多方面で活躍されています。

山田千紘氏による講演
「左手一本あれば希望をもって生きていける」

山田氏の講演を熱心に聴講しています

 講演では、「事故後、『生きる気力』を失った」「家族や友人に支えられて今、前向きに生きることができている」など実情を包み隠さずお話しくださいました。また、「時間だけは誰しも平等である」「過去は変えられるものではないが、これから先の未来は変えられる」「可能性は無限大」と、様々なことに挑戦し続ける山田氏だからこそ伝えられる多くのアドバイスをいただきました。
 参加した学生からは、「自分にある可能性を諦めず、力強く生きていきたい」「看護を学ぶ上で、『その人にできることを奪わない』ということを大事にしていきたいと思った」「素敵な人生の先輩に出会うことができた」などの感想が寄せられました。
 講演を聴講し、思い思いに日々の生活を振り返り、これからの人生や人権について考える大変貴重な機会となりました。

学生、教職員の質問にもお答えいただきました

人権標語を募集し、素敵な標語が集まりました