卒業生からのメッセージ(カナダより)

卒業生からのメッセージ(カナダより)

 本学を卒業し、現在、海外で活躍されている卒業生に、メッセージを寄せていただきました。


 A.T.さん(英語コミュニケーション学科卒業)

①現在までの略歴

2013-2018:大学卒業後、英会話スクールにて、営業事務として5年勤務
2018-2020:その後、カナダ・バンクーバーの私立カレッジへ入学、卒業
2020-現在:日系留学会社にて、一般事務として勤務

 カナダで知り合ったブラジル人とコロンビア人の友人

②現在の仕事内容

現在は、日系の留学会社で、留学を希望する日本人の方々のビザ・生活のサポートをしています。
私が担当している主な業務は、以下のとおりです。
・日本からカナダに来る際のビザ全般の申請サポート
・カナダでのホームステイ先のアレンジメント
・カナダでの学校・生活のアドバイス等

 バンクーバーで有名なscience world(科学館) オリンピック時の選手村はマンションに

 カヌーはカナダで人気のスポーツ

③カナダに行くきっかけ

大学の交換留学システムを通して、オーストラリアへ留学していた際に、様々な価値観を持った、文化の異なる人々との交流がとても新鮮で刺激的でした。その素晴らしさが忘れられず、将来、日本を出て、そういった環境に身をおき、仕事をしたいと強く思っていました。

そんな中、移民に寛容であるカナダが目につきました。
カナダカレッジを卒業すると、最大3年間のワークビザを取得できるため、元々、海外で長く仕事をしたいという思いが強かったことから、カナダへのカレッジ進学を決意しました。

 バンクーバーからフェリーで4時間のビクトリア 背景の建物は立法議会館

 ビクトリアの街で有名なfisherman’s wharf park

④本学での一番の思い出

数えきれない思い出の中で、ECC全日本青少年英語弁論大会に九州代表として参加したことを今でもよく覚えています。
ルイーズ先生に、「応募するだけ、応募してみたら?挑戦することはいいことよ」と言われて、なんとなく応募したスピーチコンテストでした。

ルイーズ先生の授業の合間に毎日指導してもらい、挑んだ全国大会では、レベルの高い出場者を目の当たりにし、とてもいい刺激を受けました。
自分は「井の中の蛙」だったんだと気付かされ、その後の勉強により一層力が入った、実りのあるイベントでした。

 大学在学中、留学先のホストファミリーと

⑤本学で身に付けて,役立っていること

本学で学んだ中で役立っていることは多くありますが、その中でも、当時教鞭をとられていた松下理事長の授業で学んだ「置かれたところで咲きなさい」は、今でも自分の心の糧になっています。
初めてこの言葉を聞いた時、正直、どんな意味か全く分かっていませんでした。
それどころか、”自分のやりたいことや、夢を諦めて、置かれた環境に満足して過ごす”なんて絶対嫌だと思っていました。未熟だったんだと思います。

しかし、日本での社会経験やカナダでの生活を通して、この言葉の裏側に「感謝の気持ちを忘れず、置かれた場所で日々是鍛錬すれば、おのずと道が開ける」という意味があることに気づきました。

カナダでの生活は、もちろん楽しいことばかりではありませんが、この言葉を原動力に、いつも頑張れています。

 大学時代の友人は今でも大切な仲間

⑥後輩や受験生へのメッセージ

Everything happening to you, is for you. Everything you’re going through is pushing you closer to the person you need to be.
私の好きな本の中の、好きな一節です。

何か苦しいことに直面したとき、「どうして私ばっかり」って思いますよね。
私もそうですし、それが人間の本能だと思います。

私は、純心大学が第一志望ではありませんでした。
置かれた場所で、自分を生かすことよりも、自分の人生を他人と比べることに意識が回っていたこともありました。

しかし、純心に来ていなかったら、かけがえの無い仲間や、私の可能性を信じ、背中を押してくれる先生方に出会えていませんでした。
純心に来ていなかったら、海外に目を向けることも、カナダに来ることもなかったと思います。

人生って良いことも、悪いことも、起こるべくして起こっているんだなといつも思います。
人間は何か困難にぶちあたったときに初めて成長出来て、そうやって一歩一歩なりたい自分に近づいているんだと、純心での4年間を通して学ぶことができました。

是非、いろんなことにチャレンジして、いろんな壁にぶち当たってください。
皆さんの活躍を、カナダから応援しています。