先生に聞いてみよう【健康栄養学科 今村佳代子先生】

先生に聞いてみよう【健康栄養学科 今村佳代子先生】

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、全国に緊急事態宣言が出されています。今回は、外出自粛生活の中での筋力維持や、免疫力を上げるための食事について聞いてみました。

今村先生の解説


これを食べれば感染しない、治るという食べ物はありません。根拠のない話に飛び付かず、こんなときだからこそ、バランスのいい食事を心がけてほしいと思います。主食、主菜、副菜、乳製品、果物を食べることで、ウイルスと闘う免疫機能が保たれ、筋肉のもとになるタンパク質も自然に取れます。

献立例


 調理は頭も体も使います。普段より料理の時間があると考え、常備菜作りにチャレンジしてみては。ゆでた小松菜やモヤシを水切りして、塩こしょうとゴマ油であえておけば保存がききます。大根とニンジンの酢漬けも手軽にでき、肉類を合わせると彩り鮮やかなビビンバになります。

常備菜を使ったビビンバ


 手作りにこだわらない方法もあります。パック入りやレトルトの切り干し大根、ヒジキ煮などは、スーパーやコンビニで買えて日持ちもします。納豆、キムチなどの発酵食品もいいのでは。食卓が寂しいと思ったら、ヨーグルトや乳酸菌飲料を足すとバランスがよくなります。

今村先生の講義の様子

学生へメッセージ

 今、大学生活の中では当たり前だった様々なことが出来ない毎日に、不安やストレスを感じている方も多いでしょう。でも、逆転の発想で、「今だからこそ出来ること」に挑戦するチャンスだと考えられますし、挑戦の一つに、“料理”があると嬉しく思います。ちなみに私は、巾着袋作りに没頭し終え、これからは断捨離にチャレンジする予定です。

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  看護栄養学部 健康栄養学科