学園概要 理事長メッセージ
「 マリアさま いやなことは私がよろこんで 」という言葉は、創立者江角ヤスが残した学園標語です。学園の長い歴史の中で受け継がれ、親しまれている言葉です。学園に学ぶ者にとってこの言葉は単なる標語ではなく、日常的な日々の生き方の実践的指針となっています。江角ヤスは次のように語っています。
「 計算をしないで他人を喜ばせよう。だまってちりを拾おう。だまって重いものを持ってあげよう。だまってお手洗いの掃除をしておこう。
マリアさま、自分のことしか考えない私を、かくれてよいことをする人間となし、隣人を喜ばせるご奉仕の実行ができるようにしてください。 」と。
私たち人間は誰しも、つらく苦しい仕事よりも、楽な仕事を選ぶ傾向を持っています。その人間の姿を見つめ、それを乗り越えていこうとする祈りの心がこの言葉に込められています。他者を大切にしたいという思いが込められています。一人一人のその思いが人間社会の潤滑油となり、人々を幸福にする力となっています。
急速に進歩発展する現代社会は、経済・情報・環境等のグローバル化が進み、効率性を追求する競争社会となっています。そのような中で私たちには世界の人々とともに生きる力が求められています。今日のような時代だからこそ、「 マリアさま いやなことは私がよろこんで 」という隣人愛と奉仕の精神で命を育み、賢く強く生きる女性の役割が重要になってくるのではないでしょうか。

理事長 松下栄子
「聖母マリアのように神様にも人にも喜ばれる女性の育成」
~創立者 江角ヤスの言葉~
「建学の精神」の基盤となっている聖書の言葉
心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、
あなたの神である主を愛しなさい。
また隣人を自分のように愛しなさい。
(「最も重要な掟」 マルコ12・28~34参照)
「カトリック精神に基づく人格教育を行い、有為な人材を育成する」 (寄附行為より)
「マリアさま いやなことは私がよろこんで」 ~創立者 江角ヤスの言葉~
