海外研修は、1年間の寮生活と授業の成果が試される短期留学の場であり、その経験は、2年次におけるモティベーションを高めることにもつながっています。
本学の海外研修の特色は、外国人のための語学学校ではなく、現地の学校で現地の学生と共に学習し、提携校の学生の家庭にホームステイすることです。 1年生全員が約1ヶ月間の研修を体験します。 平成15年度は、7都市23校で海外研修を実施しました。
各提携校における学生数は1名から8名です。 少人数で学ぶことにより、日本人同士で日本語を使うことを避け、自主的に英語で考え、英語で行動することができるようになります。

海外研修都市別提携校数
研修プログラムの内容は、通常授業に参加したり、日本語・日本文化の紹介をしたり、学外実習に出かけたりします。

小学校訪問の様子
学生が現地の提携校で行う活動には次のようなものがあります。
1年次後期履修の「オーストラリア研究I」で扱う内容は、学生1人1人の海外研修の準備となっています。 さらに、2年次に「オーストラリア研究II」を履修することで、海外研修で得た知識やモティベーションを一層高めながら学習に励みます。

英字新聞 "Australia"
海外研修前には、ホストファミリーへの手紙を作成や、自分や家族の紹介、鹿児島についての情報等を載せたスクラップブックの作成を行います。 海外研修に行った際、ホストファミリーとの会話の材料として役立てられます。
海外研修後には、研修中書いた日記等を基に、ホストファミリーとの思い出、ホスト校での出来事等をオーストラリアレポートとしてまとめ、提出します。 レポートの評価は、アカデミックライティングIの成績の一部となります。 また、レポートの一部は写真等が加えられ、英字新聞 "Australia" に掲載されます。
海外研修前の異文化理解教育として、ある国に特有の文化に関して調査・研究し、英語でのプレゼンテーションを行います。 そして、日本と異文化との比較をトピック別にカルチャーファイルにまとめます。
2003年度海外研修の参加者全員を対象に、アンケートを行いました。回答人数は85名、回収率は91.4% でした。
= 海外研修の有益度 =

右表は、「英語力の向上」「人間性を高める」「異文化理解を深める」という点について、海外研修がどの程度有益であったかを調査した結果をまとめたものです。
すべての項目について、ほとんどの学生にその有益性が認められていることがよく分かります。
= 技能別向上度 =

右表は、海外研修によって、英語力のどの能力が向上したかを調査した結果をまとめたものです。
「聞く能力」と「話す能力」が飛躍的に伸びたと感じる学生が多いことが分かります。 このことは、海外研修が狙いどおりの教育効果を与えていることを示しています。