ごあいさつ・基本理念

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研究科長あいさつ

幅広い知識を基に、適切、的確な心のケアやサポートができる公認心理師・臨床心理士を養成します。

本学大学院では、心理臨床分野の高く専門的な知識・技能と、それを支える広く深い人間理解を基盤として、病院臨床、学校臨床、子育て・高齢者・被害者支援等の様々な分野で、より適切で効果的な援助を提供できる心理臨床専門家を育成します。そのためカリキュラムは、『こころ (精神)』と『からだ (身体)』の両面から見識を深めることができるように構成されており、その中から指定された科目を履修修得することによって「公認心理師」の国家試験受験資格を取得することができます。

また、本大学院は臨床心理士養成指定大学院 (第1種)でもあり、修了と同時に「臨床心理士」受験資格を取得することも可能です。

21世紀が『心の時代』といわれているように、将来における活躍が多いに期待される領域です。

人間科学研究科長 口岩 俊子

日本臨床心理士資格認定協会 (※別窓が開きます)

教育理念

教育理念

こんにちの社会の急激な変化、価値観の多様化のなかで高等教育・研究機関に求められていることは、普遍的な価値を正しく認識し、その上に立った教育・研究を実現することです。即ち、「いのちの尊厳」、「人格の尊厳」に根ざした教育実践を深めることです。鹿児島純心女子学園は建学の精神であるカトリック精神の「人間愛の理念」に立って教育・研究をすすめ、現代という時代の抱える諸問題に対応していくことのできる人材を育成することを基本としますが、カトリック大学大学院として、本心理臨床学専攻もその理念を継承していきます。それによって、問題の所在をより深く捉えることができる特色ある専攻となるものと考えます。

援助専門職としての心理臨床専門家の養成

学校、健康・医療関連施設、家庭、企業等、あらゆる場面でその必要性がますます認められてきている心理臨床の専門家には、高度の専門的知識と実践技能が必要とされます。本専攻では、援助専門職 (helping profession)としての心理臨床の専門家の養成を目指します。


多様な課題に対応できる援助専門職の育成

多様な課題に対応できる援助専門職の育成

いかなる状況においても、高度専門職としての心理臨床家の仕事には、共通の基礎、土台があります。それと同時に、それぞれの領域に特定の知識、配慮が必要とされることもまた否定できません。本専攻では、高度な専門的知識と技量を身につけた心理臨床の専門家を養成し、各々の分野で多様な課題解決に必要とされている人材を育成することを目指します。


カトリック精神に基づく人間愛の理念に立った教育研究

カトリック精神に基づく人間愛の理念に立った教育研究

社会が急激に変化し、価値観が多様化するなかにあって、我々に求められていることは、普遍的な価値を正しく認識し、その上に立って教育を実現することです。本専攻では、本学の建学の精神であるカトリック精神の「人間愛の理念」に立って教育・研究をすすめ、現代という時代の抱える諸問題に対応していくことのできる人材を育成することを基本とします。

入学者受け入れ方針

鹿児島純心大学大学院人間科学研究心理臨床学専攻は、男女共学の修士課程です。本専攻は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会認定「臨床心理士」養成指定大学院(第1種)です。
また,「公認心理師」国家試験受験資格が取得できるよう対応します。

本研究科本専攻は、カトリック精神に基づく人間愛に根差した全人教育を理念とし、人間いのちと心に向き合い、豊かな感性と知性、そして高い倫理観をもって支援を行うことができる臨床心理士を養成しています。

入学者受け入れの方針(アドミッションポリシー)

  1. 心理臨床学のみならず、幅広い知識と教養(社会的常識)をもつ人。
  2. 他者の気持ちを想像し、場の雰囲気や状況をよみ、自らの意志や感情を表現し、相互に伝えあい、理解しあえる素養をもつ人。
  3. 心理臨床家として有為な存在となるべく、主体的で謙虚さをもった人。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラムポリシー)

研究力、臨床力、社会的責任・倫理観の絶妙なバランス感覚をもった、社会に求められる心理臨床家を養成するため、以下のようなカリキュラムを提供する。

1) 社会的責任・倫理観:

一人の人間としてのアイデンティティを確立し、研究倫理に加え、社会に貢献できる資質を涵養できるよう研究指導、臨床指導を行う。

2) 研究力:

心理臨床学をベースに、学際的に学ぶ態度(リベラルアーツ)を培えるような「専門領域」科目を開講する。また、修士論文作成を通し、創造的に研究する力を養い、自らの心理臨床的関心を深めるようにする。少人数制により、独創的で社会に貢献しうる研究力を涵養し、その成果を修士論文としてまとめられるよう「特別研究」の科目を開講する。

3) 臨床力:

地域貢献を踏まえた臨床心理実習を充実させた「課題研究」科目を提供する。心理専門職としての基本姿勢や倫理観、社会人としてのマナー、コミュニケーション力を育む「臨床心理基礎実習」を基礎とする。1・2年次の「心理実践実習Ⅰ」「臨床心理実習Ⅰ(心理実践実習Ⅱ)」により、学内実習及び、医療施設・福祉施設等での臨床実習を提供する。また、2年次の「臨床心理実習Ⅱ」では、学内実習の事例検討を実施し、事例研究論文としてまとめていく力を養う。これらの臨床実習を通して、他者の苦悩を想像する力、アセスメントする能力、創造的な支援(臨床心理面接)のありようを感得できるよう、スーパーヴィジョン・ケースカンファレンスを重視する。

修了認定・学位授与の方針(ディプロマポリシー)

  1. 研究遂行に至る読解力、資料収集、分析能力を持ち、内外へ発信する能力を培っている。
  2. 研究倫理を遵守した上で、研究目的やその意義を正確に論述する能力を有している。
  3. 論理的思考、創造的思考を身につけ、臨床的場面での問題点を見つけることができる。
  4. 社会に貢献できる有為な心理臨床家としての素養を身につけている。
  5. 心理臨床学を基盤に、幅広く深化した高度な理論的・実践的能力を身につけ、独創的視点で修士論文をまとめる統合力、総合力を獲得している。
    

情報の公表(大学院抜粋)