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ごあいさつ

皆さん、こんにちは。私は、当こども文化研究センター日本郷土玩具館の名誉館長伊藤好男と申します。只今からこの玩具館の設立経緯と内容について概略をご説明申し上げます。

こちらに展示してあります全国の郷土玩具は総数約2000点、1950年代の初め頃から約40年にわたって収集した私のコレクションを、仕事の関係で密接な関係がありました純心学園のシスターとのご縁で、当大学開学時 (1994年) に寄贈したものです。

さて、収集の動機についてですが、子供達の遊び相手としての役目を略々終えた (明治初年頃) これらの玩具が、僅かに大人の懐古趣味の対象となって、江戸中期以来の素朴な造形、色彩もそのままに細々と生き残っていたこと。それが敗戦後の荒んだ世相の中にあって私の心に限りない郷愁をかきたてた等のことでありました。

館内は都道府県別に整理されている一般展示と、特に数の多い天神人形、だるま、虎、牛等の特別展示室に分かれております。綺麗な明るい部屋に、綿密に註記された玩具が整然と展示されております。どうぞごゆっくりとご覧ください。

名誉館長 伊藤好男


  • 開館時間 9:00〜17:00
  • 休館日 毎週日曜日 ほか不定期

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鹿児島純心大学
サンタマリア館内
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