平成19年度活動報告
■実習報告「認知症援助論実習」 (2008/03/19)
『認知症に対する理解を深め、必要なときに、手助けができる』ことをねらいとして、後期終了後の2月に、薩摩川内市内のグループホームを中心に「認知症援助論実習」を実施しました。実習直前の学内演習および施設のオリエンテーションを経て、学生は認知症を持ちつつ生活している人と向き合い、コミュニケーションをとることに努めながらケアの実際を学びました。初めての体験の中で学生は真剣に実習日誌やケース記録にも取り組み、実習先を巡回してくる教員に積極的に相談しながら指導を受けていました。
実習終了後の反省会ではチームごとに事例発表を行い、その後「認知症サポーター」認定証とオレンジリングの授与を受けました。
学生たちは講義・演習と今回の実習で学んだことをさらに深めて、次年度の学外活動に取り組んでいきます。




■「認知症援助論」の講義を実施 (2008/01/11)
受講希望者が多かったため「認知症援助論」の講義を、11月の土曜集中講座と12月の冬季集中講座の2回に分けて実施しました。
- 1.認知症の理解
- 2.認知症を持つ人やその家族の気持ち
- 3.認知症の援助方法と認知症の予防
- 4.児童・生徒に向けた教材作り
- 5.児童・生徒に向けた指導案と模擬授業
- 6.認知症サポーターの役割やネットワーク作り
受講後の学生のアンケートからは、「認知症という言葉しか知らなかった」、「認知症は心の病ではなく、脳の神経細胞が死んでいくために起こる病気だという事が理解できた」、「初めて学んだ認知症に関することを家族にも伝えたい」、「周囲の認知症の方々にもやさしく接していきたい」、「自分はまだ力不足で実際の場面では支援できないかもしれない」など、様々な意見が述べられていました。
また、講義や演習を含めた講座中は、本人の気持ちや家族の気持ちになって言葉をかけるロールプレイが難しかったという感想がありました。さらに、教材作成や模擬授業の立案、そのプレゼンテーションの際に、他学科の学生どうしが意見交換しながら取り組んでいました。「グループが初めての組み合わせで遠慮してしまった」、「時間が足りなかった」と反省点も述べられていましたが、「取り組む内容が理解できたので、次の模擬演習や実際の活動時においては積極的に取り組んでいきたい」という意見も多くありました。
2月の現場での実習においてこれらの経験が生かされることを期待します。
■大学祭において『認知症を知る』を実施 (2007/10/27-28)
平成19年度の大学祭「White Lily Festival (ホワイト・リリー・フェスティバル) 」において、学生や市民向けの展示企画として『認知症を知る』を実施しました。内容は次のとおりでした。
- 認知症に関する資料の展示と説明
- ポスター展示
- 講演会案内チラシ配布
- 認知症ビデオ・DVDの上映
- 高齢者体験装具「おいたろう」の実演
- 認知症予防のための頭のトレーニング
- 認知症に関する質問コーナー
■「やさしさの網の目推進委員会」第1回を開催 (2007/10/26)
薩摩川内市の教育機関・行政・医療福祉団体・市民団体と本学教員からなる「やさしさの網の目推進委員会」の第1回目の会合が開催されました。委員の任命、委員長の選出の後、プログラム概要の説明や実施に向けての意見交換が行われました。委員からも本プログラムが果たしていく役割の重要性と今後の成果に期待が寄せられました。
■「認知症援助論」の追加開講 (2007/10/20)
本学学生対象の「認知症援助論」の受講申込が予定の2倍となったため、12月に追加講座を実施することになりました。学生の積極的な取組が期待できそうです。
なお、平成20年度以降は前期開講および夏季集中でも実施することが決定しています。